アメリカン・アールデコ(20世紀前期製)アイアン製のパンシャンデリアにチェコ製アンティークガラスシェードを組み合わせた2灯シャンデリア。
シャンデリアのアームと吊り金具、底部ネジの飾り金具はブロンズ製。
シェードはサテンガラスに酸化腐食装飾。描かれている図柄はブーケを挿した角杯コールコピア(豊穣の角)とアンフォラ壺です。
チェコのS.ライヒ社が19世紀後期~1918年頃に生産したサテンガラスにエッチング装飾を施したアンティーク品です。
同社は1813年にオーストリア帝国領の都市クラシュナ(現チェコ)でガラス職人サミュエル・ライヒが創業した工房をルーツとするガラスウェアメーカーで、1930年代まで上記クラシュナで操業していました。
詳細な製作年は不明ですが、大まかな時代としてはクラシュナがオーストリア=ハンガリー帝国領だった頃の作品ですので、帝国が瓦解する第一次世界大戦終戦(1918年)より以前の品物となります。
シェードの金具付けもとに欠けがあります。外観上見える部分ではありませんが、ご了承の上お買い求めください。