フランスのデザイナー、Frances Hirsch製のカメのブローチ。
カメの目には赤いラインストーン、頭部と甲羅にはクリアのラインストーン、そして甲羅にセットされた美しいグリーンの石。
このグリーンの石は翡翠を模して作られたペキンガラスのビーズです。
ペキン(北京)ガラスは歴史が古く、清朝時代の中国の北京で誕生したと言われています。
18世紀、ヨーロッパの宣教師により中国に新たなガラス製造技術が持ち込まれました。
官営工場が設立され、製造されたガラス製品はすぐに高価な宝石製品と同等の人気を博し、海外へも輸出されました。
その技術を応用し、翡翠やラピスラズリの代用品として作られるようになったのがペキンガラスのビーズです。
このカメの甲羅のビーズも翡翠のような斑文模様が浮かび上がり、シノワズリの雰囲気を醸し出しています。
Frances Hirschの作ったジュエリーはあまり出回っていないため、見つけるのが難しく稀少です。
ヴィンテージ品につき、経年のスレや小傷があります。
【Frances Hirsch】
フランスのバッグ、ジュエリーデザイナー。
あまり詳しいことは知られていませんが、1930~1940年代にアメリカのサックス・フィフス・アベニューなどの高級百貨店で取り扱われていたブランドです。
バッグはパーティーバッグなどビーズをあしらった小さめのものを多くデザインしていました。
ジュエリーもクオリティの高い作品を製作しており、現在は見つけることが難しく稀少です。