イギリス、スタッフォード州ストーク・オン・トレントのチャールズ・アラートン・アンド・サンズ社(1859年操業。別名アラートンズ)のラスター彩ミルクジャグ。コパーラスターとも呼ばれる赤銅一色の艶やかな釉薬で仕上げられた一品。
この品が作られた当時、20世紀前期のアラートンズはストーク・オン・トレントの大手工房傘下にあり、関連工房が協働していたクレセント・ポタリー※にて生産を続けていました。
しかしその後、アラートンズは第二次大戦期間中に操業を停止(クレセント・ポタリーは継続)。そのためこちらは同社操業最晩年の製品と思われます。
焼成前に(恐らく職人の)指が触れた事による指紋の跡や絵のこすれ他焼成時に出来るカマヒが見られますが、傷や欠けなどのダメージは有りません。