19世紀前期にイギリスで作られた非常に出来の良いボーン・チャイナ製の大柄なデザートプレート。
均質できめの細かい上質な素地にアンティーク・ピンクの釉薬で上絵付けがされ、仕上げに純金彩で植物紋様が描かれています。
この金彩絵付け、非常に緊密で規則的なパターンですが、当時の未熟な印刷技術によるものではなく、職人による手仕事で仕上げられたもの。
また外側の縁には等間隔に6箇所、柔らかな切れ込みが彫られており、プレートを大輪の花に見立てた非常に凝ったデザインです。
実用されていたもののようで金彩に剥げが見られますが、素地自体は驚くほど綺麗な状態です。
大事に使用されて来たことが窺えます。
同じ工房によって作られた同パターンの希少品トゥルー・トリオ(n963)も在庫があります。