古くからガラス産業で有名なチェコスロヴァキア。
そのチェコスロヴァキアにあったKarel Paldaガラス精製所で1930年頃に作られたコニャックグラスです。
Karel Paldaガラス精製所は1920年チェコスロヴァキアのNovy Borで創業しました。
商業用ガラスの彫刻、グレージング、ペイントや、アールデコスタイルのトイレットセットなど高級ガラス製品を製造し、世界中に輸出していた会社です。
1938年以降はKarel Paldaの息子であるJaroslav ardaが会社を経営し、1945年に他ガラスメーカーの傘下に入りました。
このユニークなデザインのコニャックグラスは、1930年代にイギリス輸出用に作られたもの。
銀とガラスの化学反応によりガラスが黄色に染まる「シルバーステイン」でグラスに着色。
蜘蛛の巣のような網目模様を全体に描き、ヴィクトリアン時代の乗馬風景をプリントした上に手彩色を加えています。
このグラスは2客在庫していますが、手吹きで作られており、厚さや膨らみ方、色の付き具合が異なるため1点ずつご案内しています。
重量も異なり、2客のうち、こちらの方が186gと重く、ガラスの厚みもあります。
シルバーステインでの色づき具合もこちらの方が濃い目です。
(2客並んだ画像の右側がこちらの商品です)
少々ガラスにくもりのある部分が見受けられますが、目立つ傷はなく良い状態です。