ドイツ及び東欧に販路を持っていたアメリカのギフトウェア輸入販売業者、エベリング・アンド・ロイス社※が20世紀初期にゲーベル社へ発注し販売していたものと同じ雛形で作られています。
18世紀にコレクタブル・ウェア、トビー・ジャグ※が生まれてから今日に至るまで、時代の王侯や歴史上の著名人、物語や映画の登場人物を模ったジャグ(水差し)は「フェイス・ジャグ」、「キャラクター・ジャグ」あるいは本家と同様に「トビー・ジャグ」と総称され、欧米~東欧圏で親しまれてきました。
こちらもそういったキャラクター・ジャグの系譜に属するお品なのですが、本来壮年の男性を模っているトビー・ジャグに対し、元祖トービー・フィルポットのトレードマークである三角帽子とパイプをあつらえた福福しいお子様を模った水差しとなっています。
ゲーベル社製キャラクター・ジャグ特有の丸々と太ったビジュアルがとっても可愛らしいです。
素地は薄手で本体重量はかなり軽めです。