フランスで20世紀前期にシュナイダー兄弟工房で製作されたMirettesパターンのハンギングランプ。
ギリシャ文化を彷彿とさせるアンフォラの様なシェイプと幾何学的な模様が特徴的。
1920年代から30年代にかけて作られていたシリーズの製品で、デザインモチーフになっている植物は英名ラージ・ビーナス・ルッキング・グラス※ことオオバナキキョウソウ(種名は意訳。地中海沿岸全域に広く分布。日本でも見られるキキョウソウはこれより小柄な北アメリカ原産の外来種で、近縁の別種)で、小花が密に咲き誇る様子を意匠化したデザインになっています。
独特な形の吊り金物は錬鉄(ロート・アイロン)で作られた特別製。
当時フランスのエピネーにあった同社のガラス工房は鍛冶場を併設しており、この様な照明用の部材や器具、花瓶の台座に香水瓶の口金など、シュナイダー兄弟がデザインしたガラスウェア専用の金属パーツを生産していました。
ソケットサイズはE17。
市販のE17電球(白熱球、蛍光灯、LED電球)がつけられます。
60Wまで対応。電球は別売りです。
取付は引っ掛けシーリング、ソケットは真鍮製のねじり式、コードは茶色です。
ソケット、コード、チェーン新品です。
天井吊り元からシェードの下部までで全長530mmです。