ドイツ アンティーク C.Tielsch ディバイデッド・ディッシュの画像
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ドイツ アンティーク C.Tielsch ディバイデッド・ディッシュ

商品説明
19世紀末~20世紀初頭ドイツ製の変形皿。
”ディバイデッド(分割)・ディッシュ”と呼ばれる食器の一種で、中央のセンターピース(Crayfish:ザリガニ)が持ち手も兼ねています。
センターピースの金属系ラスター釉薬と金彩、そして素地の白色に施された淡いピンク色とグリーンが調和し、瑞々しい印象を与えます。

制作したのは19世紀中期にドイツ帝国領シレジア(現ポーランド)で創業した陶磁器工房カール・ティエルシュ社。同じくシレジアに拠点を持ちドイツ陶磁器産業を牽引したクリスター社や彼のKPMと並行して活躍していたメーカーです。

こちらは恐らくホテルなどで用いるサービング・ボウルとしてデザインされたお品。
同じ仕様で意匠違いのディバイデッド・ディッシュが多数生産されていたようですが、中でもザリガニをあしらったお品は定番だったようです



拠点であるシレジアのアルトヴァッサーは陶磁器の原料となる長石の鉱山を擁し、17-19世紀にかけてドイツ陶器産業における重要な生産拠点の一つでした。
ティエルシュ社は庶民向けの生活雑器からホテル・ウェア、貴族や富裕層向けのラグジュアリー・ウェアまで幅広く多様な陶磁器を生産をしていたそうです。



ザリガニは古代ギリシャの医学では傷薬の原料とされており、それらに端を発する中世ヨーロッパ医学においても生薬として扱われていました。
その血液や目玉(結石)に胃酸抑制や嘔吐緩和の作用があるとされ、プロシア帝国時代(19世紀前期)に刊行された薬局方(やっきょくほう:薬の品質規格書)にも生薬として「甲殻類の目/結石」が掲載されています。

フランスでザリガニは「エクルヴィス」の名で知られる高級食材ですが、それ以外の地域でも「整腸作用」や「健胃」を表すシンボルとして各種食器やカトラリーの意匠に採用され、そのまま定番モチーフの一つになっていたようです。


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