イギリスで20世紀前期に作られたプレスガラス造りのセロリベース。マリンブルーのガラスで出来た涼しげな品です。
19世紀からプレスガラス製品の主要産地※だったブリテン島北東部、タイン・アンド・ウィアの工業都市ゲーツヘッドのガラスメーカー・デビッドソン社によって生産されたお品で、所謂ディプレッション・ガラス(20世紀前期、世界恐慌の時代に作られたプレスガラス製品の総称)のコレクションに該当します。
製造時に混入した気泡や筋状の模様が見られますが、傷などはなく良い状態のお品です。
また表面に白い曇りが見られますが、これは古いガラス器にしばしば見られる経年変化の一種です。
長年の使用で沈着した水溶成分ですので、品質に問題はありません。
ちなみにセロリベースとは切り揃えたセロリや野菜スティック用の食器(セロリベース/vase:壺)のことです。