1936年1月ジョージ5世の崩御後、長男エドワード8世が王位を継承したものの、
離婚歴のあるアメリカ人女性との結婚を選び、在位期間わずか325日で王座を降りました。こちらはそんな「王冠を賭けた恋」として知られるエドワード8世の、行われなかった戴冠記念のマグカップなんです。
その後、彼の後継者として弟のアルバートが、ジョージ6世として即位しました。
マグカップに印刷された1937年5月12日は実際にはジョージ6世の戴冠式となりました。
ジョージ5世の崩御後、次期国王のコロネーショングッズを作って盛大に売り出したものの1年で交代となり、一斉に作り直した当時の窯元の混乱ぶりが想像できますね。
古いもののため古傷、汚れがございますが、大きなダメージはなく概ね良いコンディションです。